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Q1 測定精度の標準・最大とは?
 測定結果は、ISO勧告ISO/1938−1971に準拠した95%の統計的信頼度(標準偏差の2倍)を示しています。
標準: 測定値は、一般的な測定環境での測定結果を表します。ピタゴラス機能での演算結果、計算
      機能使用時、連続測定モードでは、これに該当しません。
最大: 測定値は、悪い測定環境下(周囲に強い光がある等)での測定結果を表します。

Q2 最小表示単位は
 測定値を表示するときの一番小さな数字の単位を意味しています。DISTOの場合は、12.345mと言うように表示しますので、5は0.005mつまり5mmと言うことになります。この時の単位として「最小表示単位1mm」といいます。

Q3 30m以上では必ず反射板が必要か?
 30m以上は目安です。必ずしもそれ以上で反射板が必要とは言えません。しかしそれ以上となると(条件により一概にいえませんが70m〜80m等)屋外では反射の良い「白」や「黄色」の壁などでないと測れませんので、一般的に言って30m以上を目安に反射板の使用をお勧めしています。

Q4 測定時間に幅があるのはどうして?
 DISTOの測定時間は、反射の強さに依存しています。強いときは速く、弱いときは遅くなります。その代わり測定できればその値は精度保証範囲内に入っています。

Q5 レーザーのクラス2とは?
 JIS及び国際規格IECに規定されたレーザー光の出力の強さを分類したクラス分けで、数字が小さいほど出力は弱くなります。クラス2は下から2番目で人の目のまばたきによって避けることが出来る程度のレーザーとされています

Q6 電池の寿命は?
 Leica DISTO A3は5,000回、 Leica DISTO A5は、10,000回です。
 Leica DISTO plus/classic5a/lite5は10,000回、 Leica DISTO pro4/pro4aは、3,000回です。

(測定条件により異なります。)

Q7 防水・防塵性能はどの程度?
 JIS及び国際規格IECに規定された等級IP54になります。この数字の意味する等級の内容は、ちり・ほこりなどの固体に対して5級(1mm未満のちりの侵入を完全に防止することは出来ない、器具の所定の動作および安全性を阻害する量のちりの侵入がないこと=防じん形)、水に対して4級(いかなる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がないもの=防まつ形)ということになります。

Q8  

Q9  連続測定(1秒あたり約1〜6測定)とは?
 連続測定(trc=トラッキング)は測定時間が最短0.16秒、最長1秒TPなります。(測定時間の違いは反射の強さに依存します。)したがって1秒間に最小1回、多くて6回測定するということになります。

Q10 

Q11 音波距離計との違いは
 超音波も反射を取って距離を計算するという意味でレーザー式と似ていますが、音波の特性として出たところから広がってしまうので、数m以内の距離にある大きな平らな壁や天井でないと「障害物があって測定できない」とか「測るたびに値が違う」等の現象が起こります。レーザーですと小さな点が測定点ですので、確実に正確に測定が行えます。

Q12 距離測定のメカニズムは?
 レーザー距離計 Leica DISTOの測距原理は、位相差方式(the phase measurement principle)を採用しています。レーザーダイオードは、一定の波長の周期をもったパルスの光を放出します。内部の基準のパスと外部の測距パスのランタイムの違いにより、測定対象から反射された光のパルスは、内部の基準パスを通して受信した光のパルスに関連した位相差を算出します。

Q13 エラー表示はどんな時に出るのか?
 一番多いのは、エラー「255」=反射光が弱いでしょう。測定対象が遠すぎるとき、レーザーが対象から外れてしまったとき、距離が近すぎるとき(25cm以下)、反射が弱い物体(黒いつや消し、緑の葉っぱなど)、が考えられます。ほかには、近い距離で反射板を使うと、反射が強すぎる「256」。冬場に資材置き場・倉庫などで保管されて冷え切ったDISTOを使おうとすると、温度が低い「253」出ます。少し室内や車内で暖めてから使って下さい。