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Distoデーターの無線伝送      

 弊社において、従来の手法で設計製作された穀物用サイロにおける粉体量の測定を、より高速にさらに正確な測定がレーザー距離計で計測出来ないかと多数の現場実験を繰り返した。結果十分に実用になることの確信を得たことで採用することに決定。

 さらに、単に計測するだけにとどまらず、そのデーターを無線伝送し、1ヶ所で集中管理出来るようにしたシステム。

 実験から始まり開発から設置まで、実に年単位を要しましたが、完成度の高い製品に仕上がり現在でも無故障で稼働しており,レーザー距離計がサイロやホッパー等の測定用に各社から提案されていることの基本となっています。

設置場所 関東地方のサイロ数が数十本建設されている場所。
測定サイロ本数 5本。
表現 粉体の高さに事前入力された比重との計算による重量表示や、一定時間ごとの自動測定等々...

使用距離計 旧製品ですでに生産完了した有名なライカ社製レーザー距離計を採用。これと同等以上の製品はDISTO−pro4及びDISTO−pro4aです、これらの通信機能を巧みに利用して設計製作。

設計条件他 遠距離通信を克服するために免許申請が必用な高出力無線機の採用。高出力無線機から工場の既設測定器への電波障害調査及び対策、さらに工場内設置であるが為の距離測定器の粉塵対策。



再生産 使用部品のほとんどが生産完了である為このシステムと全く同じ物は製造不可能、別の手法として”DIMETIX社のDLS−C(デジタル&アナログ)又はEDS−30(アナログ)シリーズにて構築する事は可能。

そして、この開発にて得られた多数のノウハウは長野県のスキー場の山頂における無人積雪量計測の無線伝送システムの基礎となりました。

コマーシャル 業務用無線機関係をもう一つの柱としている弊社ならではの開発品です。

仕様            
無線ユニット 送信電力 1W
アンテナ λ/4単一型
モデム ユニット内に収納
通信 2400bit/sec 半2重
電源 DC12V
距離計 レーザー式 ライカ社DISTO
通信 1200bit/sec
電源 DC12V
コンピューター メーカー EPSON  TFT液晶モニター付
アプリケーション 全てC+にて開発


以下の1枚目及び2枚目の写真はサイロの頂上に取り付けられた状態。
1枚目 2段重ねの上側が無線ユニットで、その下がレーザー距離計ユニット。




2枚目  下段にベストセラーとなったライカ社の赤いレーザー距離計が設置して有ります、当時としてはこのような作りにせざるを得ず現在であればもっとスマートな物に仕上がるでしょう。
無線ユニットの中は残念ながらお見せできません!!



3枚目  先ず使用されているパソコンが開発された時代を予測させてくれる機械です。パソコンの画面には各サイロの残量を青い縦バーにて表示された粉体量が映し出されています。パソコン上部が無線機ユニット。
工場内の奥まった場所にある詰め所に設置されています。